男性必見!シチュエーション別に
適したネクタイの選び方とは?

男性にとって日頃身につけることの多いネクタイですが、ネクタイの選び方を理解していないと、上司、クライアント、目上の方からの評価で損をする恐れもあります。なりたいイメージや、与えたい印象というのは、ネクタイの選び方次第で変わります。ここでは、シチュエーション別に適したネクタイの選び方をお届けします。

そもそもネクタイは何のためにあるの?

ネクタイ

近年、クールビズの影響もあって、ノーネクタイのビジネスマンは増えています。しかし、基本的にはスーツ着用ネクタイ必須である会社は多いですよね。普段はノーネクタイであっても、大事な商談やプレゼンテーションが行われる場においては、ネクタイを締めるビジネスマンは多いです。話のネタになるオシャレな柄、色合いが綺麗なもの、それがきっかけでビジネスの場が和むことも少なくありません。

そもそもネクタイの起源というのは、フランス兵士が首に巻いていた布を見たルイ14世が、自分の服装にも取り入れたことから生まれたものといわれています。日本には明治時代に渡来してきており、昔からネクタイは男性が楽しむ装飾品の一つなのです。現代でも、海外の高級ホテル、フォーマルなパーティーなど、厳格なドレスコードがある場ではネクタイは必須です。このように、装飾品以上の意味を持つのがネクタイであり、これはビジネスシーンでも同様です。スーツにネクタイを締めることで、スタイルがしっかり完成しますよね。着用に明確なルールはないですが、TPOに相応しいネクタイを身につけることは、社会人マナーとして大事なエチケットといえます。

ネクタイには、実に色々なカラーや柄があり、ビジネスシーンでもオシャレを楽しみたい方にも、おすすめのアイテムとなっています。ネクタイの巻き方一つ変えるだけでも印象は変わりますし、カラーや柄でも色々な演出ができるので、楽しみ方も様々です。

用途や目的に合ったネクタイ選びで知っておきたいポイント!

ネクタイ

体型に合う適切なネクタイの長さ

スーツやジャケットを着用する際にも、自分の体型に合ったサイズがあるように、ネクタイも体型に合ったサイズや長さが存在します。着用する方の首周り、座高、ネクタイの結び方によっても、必要な長さというのは変わります。なので、使用する用途と体型に適した長さは重要なポイントです。ネクタイのベストな長さは、大剣がベルトに届くことが目安となります。

ネクタイの柄が与える印象の違い

ネクタイには、無地、小紋柄、レジメンタルストライプ、チェック柄、ペイズリー柄など、色々な柄が存在します。年々、カジュアルダウンが進むビジネスシーンなので、特にネクタイの柄指定というものはあまりないですが、保守的な業界や商談時などに関しては、小紋柄や無地を選ぶことで間違いありません。また、冠婚葬祭の場に関しては、ネクタイのドレスコードがあるので、その辺も押さえておくことが大切です。たとえば、結婚式ではシルバータイ、葬儀では光沢無しの黒無地タイが好ましいです。

コーディネートのトータルバランス

自分が着用しているスーツの生地や質感に合わせて、ネクタイを選ぶことも重要なポイントです。たとえば、ツイード素材のセットアップスーツを着用している場合、光沢感のあるシルクサテンのネクタイはバランス的に良くありません。その理由は、スーツとネクタイの素材の風合いに違いがあり過ぎて、ネクタイがスーツに馴染まず浮いてしまうからです。それを分かった上で、敢えてメリハリを付けたスタイリングは有りですが、やり過ぎてしまうとバランス的に整った印象にはならないので注意しましょう。

ジャケットのラペル幅とのバランス

最近は、ジャケットのラペルもワイド幅が人気の印象ですが、ラペル幅とネクタイ幅というのは、極端に差が出るとスーツスタイルのVゾーンに違和感が出る場合があります。ナローラペルにはナロータイ、ワイドラペルにはワイドなネクタイを合わせると、ジャケットのラペル幅とのバランスが整って見た目もよく見えます。

全身のバランス

ネクタイを選ぶ際に注意したいポイントは幾つかありますが、一番重要なのは全身のバランスです。できれば靴も履いた状態で、一度、自分の全身を鏡で見てみましょう。その際に、浮いているところはないか、シルエットはおかしくないかなど、全身のバランスを確認するのがベストです。

TPO別おすすめネクタイ!

ネクタイ

商談

商談を行う場面では、相手から信頼を獲得することが重要になりますよね。そんな時におすすめなのは、ネクタイカラーがネイビーやブルー系です。ネイビーやブルー系というのは、相手に対して信頼感や誠実などの印象を与えます。また、不快感を抱く方が殆どいない優秀カラーなので、大事な仕事の場面でも大いに役立ちます。ビジネスシーンにおいては、最適カラーといっても過言ではありません。しかし、「ブルー系ばかりでは面白みがない」そんな方には、ブラウンがおすすめです。ブラウンは、渋く地味な印象がありますが、堅実や落ち着きなどの印象を与えます。なので、着実に商談を進めていきたい時には、ブラウンネクタイも役立ちます。

プレゼンテーション

プレゼンテーションを行う場面では、人前で自分の主張を伝え、勝負をかける場でもあります。そんな時におすすめなのは、ネクタイカラーがレッド系です。レッド系は、自発性、外交的、リーダーシップなどの印象与えます。なので、自分の気持ちを高めていきたい、熱意を伝えたい、こうした場合に効果的です。エネルギーも持つカラーとも言われるレッド系は、パワータイとも言われています。特に、営業をされている方におすすめです。

接待・会食

接待・会食が行われる場面では、スムーズに信頼関係を築き、コミュニケーションを円滑に進めたいものです。そんな時におすすめなのは、ネクタイカラーがイエロー系やオレンジ系です。イエロー系やオレンジ系は、親しみやすさや明るさなどの印象を与えます。また、判断力UP効果もあるカラーと言われています。

女性受け・デート

女性受けやデートの場面では、ネクタイカラーの定番はピンク系です。その見た目通り、優しい印象を与えます。しかし、定番カラー以外で身につけたい方には、サックスブルーがおすすめです。サックスブルーは、爽やかで若々しい印象を与え、これは男女問わず人気カラーでもあります。相手に受け入れてもらいやすくなる効果があります。

自分をより格好良く見せるものを選ぶ!

ネクタイ

ビジネスシーンで身につけるネクタイの選び方では、単純に「オシャレ」としてではなく、相手のことを気遣うことも大切で、それによって目的や印象を考えることも必要です。これは、社会人としてのビジネススキルでもありマナーともいえます。現に、アメリカ大統領は重要な演説の際には「白無地のシャツ×赤ネクタイ」が伝統的に決まっており、パワータイといわれています。オシャレにスーツを着こなすことは、相手に良い印象を持ってもらう、自分のモチベーションアップなど、仕事を円滑に進めていく際にも自分に合ったネクタイ選びをしていきましょう。

まとめ

ネクタイ

ここでは、シチュエーション別に適したネクタイの選び方をお届けしてきましたが、いかがでしたか?スーツを着てネクタイを結ぶ時に、手持ちのネクタイを前に「どれを締めようか」迷った経験をされた方は、誰もが一度はありますよね。そんなネクタイ選びも、選び方のポイントやコツを知ることで、日々のネクタイ選びも楽しくなります。この記事を参考に、是非、日々のネクタイ選びに役立てて下さい。